医療経営情報
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文書作成日:2025/03/31
診療科目別にみる一般診療所の施設数

ここでは、2024年11月に発表された調査結果(※)から、診療科目別に一般診療所の施設数をみていきます。

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内科が全体の6割を占める

 上記調査結果によると、全国の2023年の一般診療所(以下、診療所)は104,894施設となりました。2014年に10万施設を超えてからも、増加を続けています。

 診療科目別に診療所施設数の推移をまとめると、下表のとおりです。

 施設数が最も多いのが内科で、2023年は64,747施設でした。診療所総数の61.7%を占めています。以下、小児科、消化器内科(胃腸内科)、皮膚科、循環器内科、整形外科、外科、リハビリテーション科が1万施設を超えています。

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診療科目別の増減数と増減率

 2020年から2023年の増減数では、皮膚科、美容外科、内科、精神科が500施設以上の増加となりました。反対に、小児科が1,000施設以上、消化器内科(胃腸内科)、外科、リハビリテーション科が500施設以上の減少です。

 増減率では、美容外科が43.6%の増加と高い伸びをみせています。減少では、気管食道外科が20%以上のマイナスとなりました。

 次回の調査結果では、どのような変化がみられるでしょうか。

(※)厚生労働省「医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況
 全国の医療施設を対象にした調査で、動態調査は毎年、静態調査は3年に1回実施されます。ここで紹介したデータは2017年、2020年、2023年の静態調査結果(各年9月時点)によるものです。

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